着物デザイナー木越まりの着物日記ブログ(毒舌あり)

着物デザイナーの木越まりです。

あっという間に1月も3日過ぎ、そろそろお正月気分も終わらせて仕事に邁進しなければいけないのですが、な〜んとなくぼんやりしちゃいます。

とはいえ、私のような、しがない個人事業主には休みというのはなく、毎日仕事はしていました。

前回のブログ「着物デザイナーとして言いたいことはたくさんある!!では、いかに着物デザイナーが珍しくて、楽しい仕事かをお話しましたが、今回は具体的に私の仕事の種類をお話しちゃいます。

 

着物はそもそもオートクチュールの衣服でした。

洋服もそうですね。マリーアントワネットは仕立屋に仕立ててもらっていました(急にそこ!)。

着物も同じで、そのお客様のためだけに呉服屋がご希望を聞いて作っていたのです。

生地は購入してきて、お母さんが子供に洋服を縫ってあげるという時代もありました。

その後、洋服にプレタポルテ=既製服ができたように、着物にもオートクチュール=「お誂え」以外に「誰かに買ってもらう着物」がお店にお目見えするようになりました。

その「誰かに買ってもらう着物」には、有名作家さんが個性と技術を発揮して作る着物もあれば、名もない反物もあります。

その名もない反物は誰が作っていたか、誰がデザインしていたか、というと、、、、産地の職人さん(おじさん)、メーカーの職人さん(おじさん)、問屋の営業マン(おじさん)。

 

ええーーーーっ!!おじさんばっかり!!

乙女の気持ちはわかっているの???

 

正直、わかっている人もいます。長年の経験から、そして男性目線もうまく取り込んで、非常に素晴らしい感性の方もいます。

 

でも、でも。。。

やはり、無理!!な人多し!!

そもそも着てる洋服がダサいし、てか、そもそも着物着ていないし、、、、(これどーよ)。

 

着物にブームなしとか思ってるし、ピンクの染めを不注意に発注するとみんなラブリーなピンクになっちゃうし(苦笑)。

 

ってことで。

着物デザイナーという職業が必要になってくるわけです!!キリッ!!

あ〜長くなっちゃいましたが、大手の呉服メーカー、小売りの呉服屋、産地のメーカーなどから「今季の着物のデザインをして」や、「オリジナル着物を作製したいからデザインと製造をお願いしたい」などのお話をいただく。

 

これが私の一つ目の仕事です。

 

自分のブランド「加花-KAHANA 」のデザインと運営へ続く

 

着物デザイナー木越まり