伝統技術と新素材で作るNew Traditional KIMONO「ニュートラキモノ」〜スクエア〜

 

 

 

 

伝統技術と新素材で作る

New Traditional KIMONO「ニュートラキモノ」

 

もう一つの柄!!

 

 

 

着物デザイナーの木越まりです。

先日、発表いたしましたNew Traditional KIMONO「ニュートラキモノ」

 

 

 

「新素材で作った、伝統的技術の着物」

 

この「伝統的技術」っていうのは本当に日本人の心をくすぐりますね!

 

丁寧なモノづくり、工程の多い大変な作業、光る職人技、、、

 

言い出したらきりがない、なんとも言えない魅力の数々。それが「伝統技術」ですよね。

 

そんな伝統技術を、今の生活にあった快適素材で実現したのです。

 

 

快適素材って何?と思われた方。

それは

 

 

日本が世界に誇る東レの高機能ポリエステル「セオα(アルファ)」!!

 

 

 

私は20年、この生地でできた浴衣を着ていますが、本当に快適なんです!!

 

もしや、いまだにポリエステルが暑いと思っていませんか???

 

今から40年くらい前なのかしら。

 

その頃の化繊(かせん=化学繊維)は確かに暑かったようです。

今でも年配の方々は「化繊は暑いから・・・」と良くおっしゃいます。

 

いえいえ〜、今は違います!!

国内に数ある高機能ポリエステルは繊維の形状がミクロの世界まで工夫されていて、涼しく快適なんですよ!!!

 

 

 

それが、この「セオα」によって、着物ユーザーに認められ、知れ渡ってきたのです。

あ〜きっと、ここまでに30年くらいかかっていますね。

 

ポリエステルの着物を着たことのない人でも、ぜひチャレンジして欲しい!!

この快適さを教えてあげたい!!

と、ここまで素材の良さを熱く語ったところで、問題のニュートラキモノのもう1つの柄を発表します!!

 

 

 

 

New Traditional KIMONO「ニュートラキモノ」

もう1つの柄は「スクエア」!!

 

じゃーーーーん!

 

 

 

 

 

「四角」って言う名前にしようか、まだ悩んでいますが。

とにかく、この柄、格好いいんです!!

前回ご紹介した雪花絞りの柄を「フラワー」と名付けるつもりで、こちらは「スクエア」。

「フラワー」は華やかで愛らしい感じ。

「スクエア」は粋で大人なイメージです。

 

 

うんうん、いい感じです!!❤️

 

 

単純だからこそ、板締めの連続感が気持ち良く、色のにじみも美しい!!

このにじみや、一つ一つのちょっとしたズレ感などはプリントでは表現できません。

 

 

あ〜〜〜。早く着たい。でもまだ反物しか手にしていない。。。

 

 

着姿の予想図はこちら

 

 

 

 

 

どうですか?

格好いいですよね〜!江戸の粋さを感じますね!!

もちろんこちらも

 

 

お客様のご希望のお色で染めることもできます!!!

 

 

素敵だーーーー!夏に着るのだけど、あえて暖色でも面白いかも。。。

考えたら楽しくなりますね!

 

 

 

2月中旬に「着物デザイナー木越まりのアトリエ公開」をしようと思っています。

その際、私が持っているたくさんの色チップからお色をお選びいただく企画を計画中❤️

 

 

 

 

 

 

 

ぜひ、遊びにいらしてくださいね!

 

近日中に詳細を発表いたします!

 

では、今回のブログはこの辺で。

最後まで読んでくださってありがとうございます♪

 

 

 

着物ブランド「加花-KAHANA」

デザイナー 木越まり

 

 

 

 

 

 

伝統の技術を私らしく料理したNew Traditional KIMONO「ニュートラキモノ」発表!!

伝統の技術を私らしく料理したNew Traditional KIMONO「ニュートラキモノ」!!

 

着物デザイナーの木越です。

 

新年からブログを始めて、毎日というわけにはいかないのですが、少しずつ着物の話をアップしています。

今日は私がプロデュースしている着物ブランド「加花-KAHANA」の新作のお話を少し。

 

 

私は着物にまつわるものでしたらなんでもデザインします。

振袖も、普段着も、ゆかたも、子供の着物も、帯も、小物も、コートも、髪飾りも。

本当になんでも。

 

今あげたのは「形」の分類でしたが、着物や帯の「素材」としての分類でも、なんでもデザインします。

絹も、綿も、麻も、ポリエステルも、ウールも。こちらも何でも〜。

でもね、私が現在している仕事のほとんどは絹以外が多いのです。

 

 

 

なぜかと言いますと。。。

 

着物は昭和50年前後にものすごく売れた時代がありまして、その時はとにかく絹が売れました。

 

 

なので、絹の着物に使われてきた柄は、今でもたくさん商品がありますので、デザインする必要性が低い。

伝統的な柄、昔からある柄はそのままで素敵なので、下手に新しくする必要がない。

 

 

 

では、私のような着物デザイナーは何を描いているのかというと、新しい感覚のものを描くことが多いです。

実際はクライアントのご要望でなんでも描きますが、クライアントさんも自社にたくさんある伝統的な反物とは違った柄をご要望するのですから。

そして。私には特殊な着物の制作方法があります。

 

 

 

それは、新しい技術の捺染(なっせん)やインクジェットと言った、今まで着物業界にはなかった技術を使って制作できるのです。

 

その技術を活かせる柄行きをデザインし、新しい価格帯で、新しい生地を使って、新しい技術で。。。と新しいものづくめ。

ちなみに、これらの技術を持っていないと着物デザイナーとは言えないと私は思っています。

そしてその技術を持っている人が非常に少ないので、仕事内容が「新しい技術の着物」のデザインのものばかりになります。

自分でもそれが好きなので、ちょうど良いです。

 

私にしかできないものを制作して、みなさんに喜んでもらう。

 

こんな幸せなことはありません〜❤️

 

 

 

あ、今日お話ししたかったことはこの先にあります。またいつか、技術的なお話はさせてもらいますね!

 

 

そんな新しいものばかり作っている最近。

 

 

そうはいっても伝統的なものも好き❤️

仕事上、なんだかんだ言っても伝統的な素敵なものに触れる時間も多いし。。。

そしたら。作ってみたいものが新しく思いついちゃいました!

 

 

 

それが題名にもなっている

 

New Traditional KIMONO「ニュートラキモノ」!!

 

traditionalは「伝統的」ってこと。new traditionalは新しい伝統。。。そうです。新しい伝統なんです!!

 

それがこちら!!!ドーーーン!!!

 

 

 

着物にお詳しい方ならみなさんご存知の「板締め絞り」という伝統技術を用いた「雪花絞り」という柄です。

「え〜?何がNewなの?」って思いましたね!?

昨今、大人気の「雪花絞り」ですもの。皆さん、ご存知。

 

 

そして私も着たかったのです!

でも、綿や綿麻に染められた「雪花絞り」ばかり。。。

 

 

汚れが落ちにくく、洗濯しても乾きが遅く、ちょっと太って見えるのも気になるし、歩きづらい。そして何よりアイロンがけで死ぬ。。。

ズボラな私にはちょっと別の意味で「敷居が高い」のです(苦笑)。

だったら、私の大好きなポリエステルで作ったらいいじゃん!!

しかも大人気の素材、日本が世界に誇る東レの高機能ポリエステル「セオα」で!!

ってことで、はい!

 

新素材で作った、伝統的技術の着物

New Traditional KIMONO「ニュートラキモノ」!!

加花-KAHANAから新登場!

 

 

 

 

汗を給水し、かつ拡散して、夏の着物でも快適性を保ち、速乾性に優れ、独特なシャリ感で肌離れが良く、裾さばきも良い。
いつでもさらっと快適ちゃん。それがセオα。

私は20年着ている大好きな素材です。

 

 

その素材で作った伝統的な技術「板締め絞り」の着物。

あ〜早く着たい。まだ反物だけ。

 

 

着姿はこんな感じ。

 

あ〜。綺麗。なんか良いとこのお嬢様な感じ。。。

 

 

なのに、洗濯機で洗えちゃってお手入れ簡単なズボラお嬢様(そんなのいないか)。

本当のことを申しますと、私がデザイナーとしてお世話になっていた撫松庵はとっくのとうに、このような新素材と新技術の掛け合わせをしています。さすがです。

ですが、私のような小さなプライベートブランドが扱えば、大手にはできなかったことができます。

それは。。。

お客様のご希望のお色で染めることもできます!!!

 

わ〜、憧れの雪花絞りが自分だけの色でお手入れ簡単なセオαで作れちゃうなんて!!!

 

すごいことです!!!(自画自賛です!)

 

 

そしてもう1柄、ご用意しています!!それは次回のブログでお知らせしまーす!

 

 

 

来週行う業界の方だけの展示会で初お披露目なのですが、業界のおじさまたちより前にブログを見てくれた方にお見せしちゃった❤️

 

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございます!もう1柄は粋筋です!お楽しみに!!

 

 

着物ブランド「加花-KAHANA」

デザイナー 木越まり

 

 

 

 

 

着物デザイナーとして言いたいことはたくさんある!!(2)

着物デザイナー木越まりの着物日記ブログ(毒舌あり)

 

着物デザイナーの木越まりです。

あっという間にお正月も終わり。明日や明後日は成人式ですね。

昔、勤めていた「撫松庵」という着物のブランドで、振袖のデザインも描いていたので、成人式はカメラを持って成人式会場をいくつか見に行き、入場前の女子たちの振袖を勝手に撮影し、この年の振袖の動向をマーケティングしたものです。

 

でもこれって。。。

今思えばただの盗撮。。。

 

撮ってきた写真は写真屋さんで紙焼きし、みんなでお披露目。

「この柄は可愛いね」とか「今年はオレンジが多いね」とか勉強していただけで、悪いことには全く使いませんでしたが、
今はこんなことしていたら叱られちゃうのかな?(面倒臭い世の中だ。ブツブツ)

 

 

さて、成人式といえば。。。

実は呉服業界は超ビビっていることがあるのです。

なんだと思いますか?それはズバリ。。。

18歳成人問題!!

 

成人年齢を18歳に引き下げようとしている国の政策です。

 

これ、呉服業界では超大問題なんです!!

 

18歳といえば、高校3年生。

大学受験真っ只中ですよ!!!

 

ハチマキして、暗い部屋に電気スタンド。お母さんが「はい夜食、ここに置くわね」のあのイメージですよ!!

2月に受験本番を迎えるというのに、誰が成人式に行って市長のお話を聞いたり、芸能人の祝辞を聞いたりします???

同じ年の子がライバルで、誰もが自分だけ脱け出ようと思っている時に、中学時代の友達に会いに式場に行きます???

はい。知らない人もいるでしょうからお知らせいたしますが、成人式は住んでいる地元の式典に行くのですが、その時に集まるのは卒業した地元の中学校をベースに集まります。

誰も「お前どこ受験するの?」とも聞けないし、「この後カラオケで盛り上がろうよ!」なんて口が裂けても言えませんよ〜。

 

 

私の頃は「成人式?行かなーい」なんて言って冷めてたけれど、結構今の子供は素直で可愛く、「中学のみんなで会おう!楽しくお話ししよう!」と、それはとてもとても楽しみにしています。

 

せっかく、こうして盛り上がってきた成人式。

ほとんどの女の子は初めて着る浴衣以外の着物=振袖。

ファッションの一つとして、着た事のないものを着られる嬉しさは、着物に普段全く関係のない子でも感じます。

 

 

そして男子もなんだかいつもより優しい。。。(笑)

 

もちろん、今や、レンタル振袖がほとんどです。

「ママ振り」と呼ばれる「お母さんからのお下がりの振袖」のお嬢さんもいます。

それらは正直言いますと、大して呉服業界には利益がありません。

 

でもでも、どんな振袖でもね、

振袖を着てくれて「日本人って、着物って、素敵だな❤️」って思ってくれれば良いの!!!

 

それだけじゃない。

 

時間をかけて、お支度をして、お母さんもお父さんも、おばあちゃんもおじいちゃんも、娘の(孫の)晴れ姿をどれだけ楽しみにしているか!!!

 

 

子を思う親の思い!!!

 

 

あ。。。思っただけで泣けてくる。ううぅ

 

この話を呉服業界内で話した時、私は耳にしました。

「じゃ〜、成人式は高校3年生の5月にやっちゃえばいいのかな〜。気候もいいしね〜」

 

出ました!おっさんども!!!(←ここはあえて小さい文字にしておこー)

子育てした事のない父親の発言!!!

 

 

私は19歳の娘を持つ母親です。

高校受験が終わって、ようやく高校に入り、少しゆっくりしようと思ったら、高校の最初の保護者会で言われる話は「大学受験」。

も〜またかよ〜って倒れそうになりましたよ〜。

高校3年生なんてね、1学期の成績から受験戦争真っ只中なんだよ〜。何言っちゃってるんだよ〜〜〜。

も〜〜〜、おっさんども〜〜〜おととい来やがれ〜〜〜。

大学受験する子だけじゃないよ、就職する子にとっても大変な時期なんだし。

 

だから、高校生の間に成人式をするのは絶対に無理!!!

 

国は「タバコやお酒はどうする?」の次でいいから「成人式の年齢はどうする?」を早く考えてほしい。

 

そして呉服業界はこういう時に一致団結してきちんと意見を述べるようにしたい。

でも呉服業界の利益のためだけに言っているわけではないのです。

 

 

 

日本の文化に触れる、大人になるってどういう事か考える、すごく大切な事。

そんな大切な時間を家族とともに過ごせる時にしたいじゃん。

 

 

 

と、成人式を前に一人、熱く思うのでした。

だから、お願い。

なんの策略だか知らないけれど、18歳から大人にしちゃっても、

 

 

成人式は今まで通り「20歳(はたち)」にして!

 

 

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございます❤️

着物デザイナー 木越まり

 

 

 

 

 

 

 

着物デザイナーを育てること

着物デザイナー木越まりの着物日記ブログ(毒舌あり)

 

当然のことながら、いずれ年を取りますので、私の仕事も誰かに受け継いでいってほしいのです。

職人不足のため産地やメーカーが人材育成を頑張っているように、私の仕事も次を育てなければいけません。

私が成功例となり、次の人たちへ技術を継承し、ちゃんと稼げる仕事として、バトンタッチしていかなくてはなりません。

 

そのために私は自分の技術は惜しみなく教えています。

 

そして大切なことは、もう一つ。現在の仕事を安売りしないことです。

 

私が安く仕事を請け負うと、それが当たり前になり、特殊技術なのに軽く思われます。だいたい日本はデザインに対する賃金が安すぎるのです。

 

それは、次の世代へのダメなお土産。

賃金をちゃんといただく=成果を出す

 

 

これが大事ですね。

 

今日はこの辺で。

最後までお読みくださってありがとう❤️

 

 

着物デザイナー木越まり